肥前武雄の茶碗買取/茶道具・福岡…
今回は福岡市中央区にて煎茶道具や鉄瓶、掛軸や茶釜や柿右衛門の花瓶など買取りさせて頂きました。写真の茶碗は武雄の黒牟田焼の茶碗です。 黒牟田窯は、日本の陶歴史の中で武雄唐津北部系に属しており、現在は佐賀県武雄市武内町にあります。この一帯には過去に多くの窯跡が点在しておりました。
一大群窯の面影を残す山里の自然は今でも変わりません。
黒牟田焼は約450年前に朝鮮陶工と共に帰化した群団陶工の開窯により、
窯の炎を絶やすことなく焼成させてまいりました。
黒釉薬、緑釉薬の味わいと大胆な刷毛目の流線は、黒牟田焼の個性美をあらわしております開窯以来、窯の炎は燃えつづけ肥前一円の庶民の日常雑器のすべてを焼成してきました。製品の特長は、素朴な親しみ易い意匠形状と釉調にあるといえます。殊に黒釉薬、緑釉薬の味わいと大胆な刷毛目の描線は端的に黒牟田焼の個性美を表し、「そろばん玉型の黒土瓶」「笹絵徳利」「刷毛目皿」などは実によく黒牟田焼の特長をとどめている焼物です。

茶道具茶碗


下記は代表的な窯元、初代 丸田宣政の略歴です。

武雄古唐津系・黒牟田焼の窯元に生まれ父親の下で家業に従事。
1961年に独立。
当時、税金を払えず家財差し押さえの紙を貼られるほど、貧窮に耐える生活を送っていた。
その為、公募展には一切出品せず『焼き物は生活の為に使えるもの』をモットーに
親しみやすく素朴、使いやすい焼き物を追求した。
武雄古唐津焼協同組合の初代理事長を15年務め、若手育成に力を尽くした。
昭和37年以降は各地で個展開催し、絶賛好評を得る。
平成14年佐賀県功労者表彰。
平成26年85歳永眠。

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