棗(輪島塗)買取/茶道具・骨董品・福岡|福岡市中央区より高蒔絵の輪島塗棗や茶道具、掛軸を買取り致しました。輪島や能登の蒔絵師による重厚で豪華な蒔絵の物も多く高価買取させて頂きました。その一つに輪島塗の巨匠 一后一兆作 住吉蒔絵大棗があります。 天然木の木地の上に漆を何十回も塗り重ねた非常に塗りの美しい逸品です。 住吉蒔絵が非常に精緻に優美に施された美しい作品です。 表面全体に総金地が施され、意匠表現も素晴らしくとても豪華で美しい装飾です。 内側は豪華な金梨子地で仕上げられており、金縁で口合わせもよく、 大変仕上がり素晴らしい一流の作品です。 蒔絵の名匠による最高峰の技です。この方は石川県に生まれた蒔絵師です。 輪島塗の名手でもあり、最高峰の蒔絵師としても知られています。 素性はあまり現代には残されていませんが、彼の作品には多くの人々の心を動かす魅力を持っており、現在でも茶道具好きの間では高値で取引されています。中でも高く評価されている茶道具は「棗」で、これは抹茶を入れるための木製漆塗りの容器になります。一后一兆の手掛けた棗は全て金蒔絵を豪華に使用しており、贅沢品でありながらも嫌らしさを一切感じさせない仕上がりが魅力的です。豪華絢爛な作風にこだわった一后一兆の作品はあまり世に出回っていないものの、根強い人気から数十万円以上の高値で取引されていますが、その分、偽物が出回ることも珍しくはないでしょう。元々出回っている作品数も少なく希少性が高いので、一后一兆の作品をお持ちの方は古美術や骨董の専門店で一度鑑定を受けてみることをおすすめします。

一后一兆は石川県出身の蒔絵師で、「水蒔絵硯箱」が美智子皇后の御買上となるなど、輪島塗の名人として知られております。その作品の特徴は、豪華絢爛な作風であると言えます。
棗の作品が人気を博しておりますが、その蒔絵には全て金が施されており、格式高い茶会でも使用されているほどです。全て金が施されておりますが、そこにいやらしさはなく繊細で細部まで緻密にデザインされている「一后一兆の技術力」があるからこそ使われる素材が最高峰のものとなっていると言えます。独特の色彩感覚と他の絵師には無い大胆さ、構図力を持っていることが「日本最高峰の蒔絵師」と称されている所以であるといえるでしょう。青年期に蒔絵に憧れを持ち、辛い修行を乗り越えた後に日展に何度も入選する等の活躍をするようになりました。そんな一后一兆の作品であるからこそ、多くの人々の心を動かすような魅力を持っているといえ、その作品群は日本のみならず海外でも人気の高いものとなっているといえます。

略歴

1898年石川県に生まれる。
1930年第二回聖徳太子展に入選する。
1943年第一次美術工芸技術保存に認定される。
1946年第一回日展に入選する。
1947年第三回日展に入選する。
1948年第四回日展に入選する。
1950年第六回日展に入選する。
1951年第七回日展に入選する。
1953年第九回日展に入選する。皇太子美智子妃(現皇后陛下)が「水蒔絵硯箱」を御買上される。
1991年没する。