高岡鋳物は慶長十六年(1611年)に加賀藩二代藩主・前田利長が高岡城を築城の折りに、七人の鋳物師を招いたことから始まりました。

 金寿堂・金森佐兵衛もその流れをくむ家系です。江戸時代には、主に鍋・釜などを製作していましたが、明治時代に入り、「金寿堂」の名前で銅器や鉄瓶の製作をするようになり、その品質の良さから、高岡銅器業界の中に於いて格別の名声を博することになりました。金寿堂は岩手県の南部鉄瓶、京都の龍文堂と並ぶ有名な鉄瓶のブランドです。なかでも名人の雨宮宗の作品はとても人気があり、国内だけでなく中国でも人気があります。上記の京鉄瓶制作で活躍した金寿堂の著名な作家に「雨宮宗兵衛」がいます。その特徴として胴体や取っ手に施された金銀の象嵌細工の繊細さがとても美しく、希少価値などと相まって市場価値も高く、現在でも愛好家にはとても人気の高い鉄瓶ブランドの一つに上げられます。鉄瓶の高価買取条件は

・草花がデザインされている
・象嵌を使用し華やかさを演出している
・摘みに純銀を使用している       

最後に作家物に関しては共箱(トモバコ|木箱にサインとタイトルが墨で書かれた入れ物)は重要です。ただ、工房で制作されている作品は共箱が無くても大きく評価額が変わらないケースもあります。鉄瓶と共箱を別々で保管している場合は売却時に必要になりますので事前に用意しておきましょう。

そのほかの骨董品は福岡ではこちらのお店がお勧めです。。